成長ホルモンは脂肪燃焼効果が高いってホント?
痩身エステに行くと、カウンセリングの最中や施術中に、いろいろなお話をエステティシャンの方たちから聞くことができます。それは“美のプロフェッショナル”たちだけが知っている、とってもタメになるお話ばかり…。
このコーナーでは、当サイトのスタッフは痩身エステのお試しコースで聞いてきた、「痩せるためのヒント」を紹介していきます!
「なんだか最近、ダイエットをスタートしても、結果が出はじめるのに時間がかかる…」
「昔は1日食事を抜いただけで、1、2キロくらい簡単に落とせたのに…」
こんな感想を持っている人も多いのではないでしょうか?
こうした理由には様々な要因が考えられますが、特に重要なのが「成長ホルモン」との関係なんだそうです。今回はこの「成長ホルモン」について、エステティシャンから聞いたお話を紹介していきます。
自宅周辺を軽くランしてイイ感じに温めてから、ターゲットにしている筋肉を刺激するトレーニングをする。これって、痩せたい部位をきっちりと痩せる場合の、王道の作戦のように思いますけど、なかなか思うような効果が出ないものです。それはなぜかというと、自分が思っているほど脂肪が燃えてくれていないから…。
例えば、お腹周りのお肉を重点的に絞り取りたい、そうあなたが思った時。
お腹周りは女性なら誰しも痩せたいと思う部位ですが、実は腹筋だけを鍛えてもお腹を割ることはできないのです。じゃあどうすれば良いかといえば、腹まわりの脂肪を削ぎ落しつつ腹筋を鍛えて引き締めないと、腹筋が割れているようなお腹を作ることができないんだそうです。
で、この時重要なのが成長ホルモンです。
人間の身体は、ある程度の負荷の高い運動刺激を与えることによって、脳から成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンが「筋肥大する」(つまり筋肉を大きくする)とされているのです。
身体に蓄えられた「中性脂肪」は、食事制限や運動による刺激によって副腎から分泌される「アドレナリン」によって分解されます。それが、「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解されて、血液中に放出された脂肪がエネルギーとして燃やされて、初めて身体が絞られていくわけです。この脂肪分解のスイッチを入れるアドレナリンと同様の作用が、成長ホルモンにもあることが明らかになっています。
運動を開始した直後は、アドレナリンがスピーディに分泌されて脂肪の分解が始まります。そして運動後は、アドレナリンに代わって成長ホルモンが脂肪の分解を促すわけです。
ですから、もしあなたがジムに行って、痩せたい&お腹を絞りたいと思ったら、まずすべきは筋トレです。そしてある程度の刺激を与えてから有酸素運動に取り組めば、かなり効率よく脂肪を分解して、燃焼効果が高まるわけです。
残念ながら、内臓脂肪や肝臓脂肪などが多い人は、成長ホルモンの出が悪いようです…。内臓や肝臓の脂肪は頻繁に分解と合成を繰り返しているので、血液中に遊離脂肪酸が満タンの状態になっているから。遊離脂肪酸は成長ホルモンの分泌を邪魔するようですから、メタボの人がいきなり筋トレに励んでも効果が上がらないと言うわけです。
運動不足が続いていると言う人は、まず食事制限や日頃のこまめな運動で内臓の脂肪を落としてから筋トレに取り組む必要がありますね。
今回の結論
ジムに通ってお腹を凹ましたい、痩せたいと思うなら、
筋トレ→有酸素運動の順番で!