運動することで食欲が抑制できるってホント?

痩身エステに行くと、カウンセリングの最中や施術中に、いろいろなお話をエステティシャンの方たちから聞くことができます。それは“美のプロフェッショナル”たちだけが知っている、とってもタメになるお話ばかり…。
このコーナーでは、当サイトのスタッフは痩身エステのお試しコースで聞いてきた、「痩せるためのヒント」を紹介していきます!

 

ジムでランニングしたり泳いだりすると、身体を動かしたせいか、なんだかとってもお腹が空いてきますよね。むしろダイエットには逆効果なんじゃないか、と思ったりします。
そう。あまり身体を動かしすぎると、エネルギーを使い切ってしまい食欲が湧いてくる…そして食べる…せっかく運動してきたのに…。
こんな悪循環を連想してしまう人も少なからずいます。

 

ところがです。こんな実験結果があるんだそうです。

 

直前まで運動をガンガンしていたグループと、普通に過ごしていたグループがランチバイキングでお腹いっぱい食べた時、摂取カロリーが多いのは普通に過ごしていたグループになるんだそうです。

 

えっ?
ガンガン運動していたグループのほうが、お腹が空いてたくさん食べそうですよね。

 

じつは、運動した直後には食欲が落ちるんだそうです。これは運動刺激で交感神経が活性化して、消化器の活動が低下するためと考えられていました。でも最近の研究データでは、運動と食欲の関係には、むしろ消化管から分泌されるホルモンが深く関わっているようで。脳の中枢だけではなくて、消化管ホルモンが食欲のコントロールに関与しているというわけです。

 

空腹時に胃から分泌される「グレリン」というホルモン。
これは食欲を増進させると同時に、下垂体から成長ホルモンの分泌を促す物質です。食事をしてお腹がいっぱいになるとその量は自動的に減っていきます。
そして、食後のグレリン低下と入れ替わるように腸管から分泌されるペプチドYY、GLP-1というホルモンは、食欲を抑制するホルモンです。
じつは、これらの消化管ホルモンは、軒並み運動刺激によって分泌量が増えたり減ったりするんだそうです。
つまり、30分程度のややきつめの運動をすれば、1日のグレリンの量が抑えられて、ペプチドYY、GLP-1が発動する可能性が高くなります。1時間も運動をする必要はありません。
というわけで今回の結論はコレ!

 

今回の結論
夕食前にあえて30分程度の運動をして、夕食の食欲を抑えてしまいましょう!